2014年02月10日

こんな人生の歩き方  No5

057.JPG
春に立ち上げたパイロットサイト
米国では今春から、ファッションアイテムの二次流通ネット市場がちょっとしたブームになりつつあります。競合が立ち上がる中、マテリアルワールドが差別化を図るポイントは、単なる売り買いの市場ではなく、ソーシャルなディスカバリー機能を備えた市場であることです。ファッション好きな18〜35歳の女性が今ネット上で何をしているかというと、画像共有アプリのインスタグラムを使って自分の購入したハンドバッグやアクセサリーを見せびらかしたりしています。

ブログツールのタンブラーや、画像共有ツールのピンタレスト、ファッションブログを通じて自分のスタイルを紹介して、フォロワーとコメントし合っています。こうした行為を英語で Humble Brag(さりげなく自慢す
る)と言います。マテリアルワールドは、ユーザーがHumble Bragできる場を提供することで、自分のスタイルを評価してくれるフォロワーやファンに対して直接モノを売るプラットフォームを提供していきたいと考えています。そのためにも、自分の好きなスタイルや同じ洋服サイズの人を発見する機能をどんどん提供していく予定です。

また、ファッション業界出身の女性2人によるニューヨーク発のブランドであることを前面に出して差別化を図ります。競合のほとんどが技術畑出身の男性陣による西海岸ベースの会社なので。また、私は日本出身、Jieは中国出身なので、他の競合がまだ手をつけていないインターナショナルなビジネス展開を視野に入れています。 マテリアルワールドはファッション好きの人向けのプラットフォームなので、世界が認めるファッションのメッカであるニューヨークを拠点にしたいと思っていました。

また、ラグジュアリーブランドのほとんどがニューヨークに北米本社を構えています。業界を取り上げるメディアも、品物を扱うデパートも、全てがニューヨークにオフィスを構えています。パートナーシップを構築していくのに、パロアルトよりも有利だと思います。ファッション業界で働くスタイリッシュなニューヨーカーたちが、私たちの最初のユーザーになると思います。彼女たちに使いたいと思ってもらえるサービスを世界展開していきたいと思っています。日本での起業も考えましたが、ニューヨークで成功できたら世界のどこでも仕事ができる気がしたので、ニューヨークを選びました。異国の地なのでチャレンジも多いですが、リスクをとって起業しているので大きい目標を持つことにしています。

女性が仕事する上でのメリット、デメリット
田村:矢野さんにとって起業の目的や意義は何でしょう?世界を変える?自己実現?お金?

矢野:米国での起業は自己実現のための手段です。目標は、世界で役に立つ新しいサービスを創ること。ベンチャーの世界ではスピードが命なので、結果を早く出せるプロセスを徹底的に学んで実践していきたいと思っています。最終的には、海外での事業経験を通じて、日本と世界の架け橋になることです。

田村:日本で大企業勤務、アメリカでも企業勤務、そして起業。女性を取り巻く環境の違いについて教えてください。ハーバード・ビジネススクールに講演に来た、フェイスブックのCOO、サンドバーグ女史が「アメリカのビジネス界は、女性に対してまだまだフェアではない。女性はもっと声を上げねば」と言っていました。やはり日本が、女性として一番やりにくかったですか?アメリカでも、企業に勤務するより起業する方が、女性として能力を活かせますか?頑張る女性を応援する周りの姿勢は各々どのように違いましたか?

矢野:日本の女性は世界で一番いけてると思います。オシャレだし、綺麗で女性的だし、気遣いが行き届いていて。料理も仕事もできる日本人女性をたくさん知っています。私が男だったら絶対に日本人女性と結婚したいです(笑)。でも、女性としては、日本が一番やりにくい国だと思います。「女性はこうでなければいけない」という日本社会特有のルールがたくさんあります。日本社会が求める完璧な女性役を演じていたら疲れてしまいそうです。もっと社会のルールを破って、ワガママになってもよいと思います。女性が生き生きとしている社会では、生き生きとした子供たちが育つ気がします。

 

 

posted by タマラオ at 05:32 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/86969500

この記事へのトラックバック