2015年09月01日

米ハーバード大が注目した日本の新幹線清掃会社「テッセイ」

121.JPG
「7分間の奇跡」。
最近、米国CNN放送が日本の高速鉄道新幹線のある清掃会社を絶賛した言葉だ。「われわれはどうせ清掃する人間だ」という自嘲と敗北意識でいっぱいだった会社。しかし定年退任した後、白衣従軍したあるリーダーによって、今は米国ハーバード大経営大学院や中国清華大など世界各国から見学に訪れるほど名の知られたトータルサービス会社に生まれ変わった。新幹線が東京駅に到着して再び出発するまでの7分間に行われる清掃作業は外で演劇のように観覧できるようにし、「7分間の新幹線劇場」という別名までついた。奇跡の現場を訪ねて行ってみた。

先月20日午前11時。東京駅20番ホームに新幹線「なすの270号」が入ってきた。プラットホームの床に表示された黄色いラインの外側で、赤いユニホームを着た約20人が列を整えて新幹線を迎える。20代から50代まで幅広い年齢帯のこの人たちは、列車が近づくと頭を下げてあいさつした。 それぞれ肩には大きなカバンを掛けている。帽子は季節
に合わせて桜の花がデザインされたピンで飾っている。

列車が止まると、カバンから大きなビニール袋を取り出し、乗客が降りる出口に近づいた。「お疲れ様でした」。ビニールを開いて乗客にあいさつすると、乗客は手に持っていたゴミをビニールの中に入れた。

ついに下車完了。この人たちは列車に乗ると、「乗車準備中」という札を出入り口に掛けた。パフォーマンスはここから始まる。「7分間の新幹線劇場」と呼ばれるパフォーマンスは、他でもない新幹線の清掃作業だ。列車の中に入った人たちはJR東日本の清掃担当子会社「テッセイ(TESSEEI)」の職員だ。 しかしなぜ7分なのか。通常、東京駅に入った新
幹線がプラットホームに停車する時間は平均12分。

午前11時に到着した「なすの270号」も11時12分に福島県郡山に向けて出発する。12分間から乗客が下車する2分間と乗車する3分間を引いた7分間に10両または16両編成の新幹線をきれいに清掃するのがミッションだ。

取材チームも7号車に乗り、7分間の清掃ショーを“観覧”した。「まず長さ25メートル客室のうち通路を歩いて左右100座席をチェックする。座席前の網の中と椅子に残ったゴミを床に落とす→自動座席回転機で座席全体を出発方向に向ける→座席背もたれのテーブルを開いて汚物を拭き取る→この時に閉められた窓のブラインドは開ける→通路に集めたゴミを掃き取る。汚物があればぞうきんで拭く→汚れた座席カバーが見つかれば取り替える→上級者のOKサインが出れば作業が終わる」。

速やかな作業を携帯電話のストップウォッチで測定したところ6分30秒ほど。清掃を終えた7号車の担当者は「上級者のOKサインを待つ時間を除けば、通常5分30秒ほどで作業が終わる」とし「新幹線の配車が増え、客が多い休暇シーズンには4分以内にすべての作業を終えなければいけない」と話した。 11時20分発の岩手県盛岡行き新幹線「はやぶさ1
5号」に乗って時間を測定したところ、今度は6分20秒、別の新幹線も6分40秒と似ていた。

10両編成の通常の新幹線は1チーム22人、16両編成の新幹線には2チーム44人が担当する。東京駅では一日2交代で全11チームが午前6時から午後11時まで清掃作業の責任を負う。清掃すべき新幹線は一日平均110本、新幹線が追加で投入されるシーズンには160本を超える。

1チームが一日平均、新幹線20本を処理しなければならず、大変な業務だ。座席数は一日12万席、単純計算しても年間4380万席だが、顧客の抗議は年間5、6件にすぎない。矢部輝夫部長は「わずかに乗客の抗議があるが、そのほとんどが遅く到着したためJR東日本から『時間がないのでテーブルの清掃はするな』という指示が出た場合」とし「実際の抗議の比率はゼロに近いと見ればよい」と話した。

 

 

posted by タマラオ at 06:26 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/162659746

この記事へのトラックバック