2015年07月12日

初物を食べると1年長生きすると言われる理由 No1

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http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/44227

ヘルシーな日本を構成する微量ながら完璧な食材とバランス 以前、こんな話を聞いたことがありました。 「世界の食卓を眺めてみると、大半の国ではおかずが真ん中にあって主食は端の方に置いてある。例えば洋食のランチやディナーでパンがど真ん中に置いてあることはない。ところが日本では、大盛りのご飯がお膳の真ん中に置いてあることも決して珍しくない。なぜか?」というのです。

「ご飯は真ん中」神話  で、その答は、 「それはご飯が必須アミノ酸をすべて含んだ<完全栄養食>だから。ご飯だけ食べていても人間は(栄養のバランスはいまいちだけど)ともかく生きていくことはできる」から、だと言うのですね。 「ところが、パンはアミノ酸の含有率が少なく、それだけ食べていても栄養として不足がある。パンはバターをつけて<バターつきパン>にして、初めて栄養のバランスが取れるので、ディナーテーブルの端の方にバターと並べて置いてあるんだよ」

へぇ・・・と感心させられる話です。すっかりそういうものかと思っていたのですが「微笑栄養素」の話として取り上げようと調べてみたところ、あまり信頼できそうな裏打ちのデータが出てこないのです。 確かにパンのアミノ酸含有率はご飯よりも少ないらしい。しかし、だからといって精白米や玄米が質・量ともにバランスの取れた<完全栄養食>かと問われれば、必ずしもそんなこともなく、前回お話したように小魚一匹のおかずで一升飯がお腹に入らなくなってしまったりもする。

またパンだって、バランスはいまいちかもしれませんが必要な栄養素は含んでいるし、大半が油脂であるバターで必須アミノ酸が補えるかと問われれば、これまた微妙・・・。 といったわけで、どうやら上に記した「ご飯の完全栄養食神話」は、かなり米食に贔屓目で見られた見解であるらしい。 では、贔屓しないとダメなくらい日本食はヘルシーじゃないのか、と問われればそんなことは全くなく、豆腐や醤油が世界に普及したように、欧米型の食生活より明らかに健康面で一歩和食が進んでいるのは、間違いないようなのです。

アミノ酸バランスから考える
お米のご飯というのは、それだけ単品で考えれば、どうやら必ずしも「完全な栄養食」ではないようです。「アミノ酸スコア」という栄養を計る尺度があります。 食品に含まれる必須アミノ酸の量に関する数字なのですが面倒なことは置いておいて、ひとまず「お米のアミノ酸スコア」は精白米で65点、玄米でも68点と言った数字で、「牛乳・100点」「卵・100点」といった優等生に比べると、かなり見劣りがする成績です。

ちなみに食パンは44点、うどん、そうめんは41点、コーンフレークに至っては16点という落第点なので、先ほどの<完全栄養食神話>で「お米がパンより優秀」というのは必ずしも外れているわけではなさそうです。 さて、ここからがポイントなのですが、大豆が成績優秀なんですね。 例えば「枝豆92点」「おから91点」「豆乳86点」などなど。油揚げにすると77点とか、若干の上下はあるわけですが、実は「お米のご飯と大豆食品」という組み合わせにすると、食事の健康優等生とでも言えそうなレシピになるというのです。

つまり、お豆腐の味噌汁とおからの和え物とかでご飯を食べていれば、基本的に人間は非常に健康に暮らすことができる・・・。 なるほど、必須アミノ酸の含有比率などからも「ごくごく当たり前の日本人の朝食」みたいなものが、実は大変優れたものだと言えることになる。 長年続いてきた習慣には、何らかの理由があるはずです。例えば人間が生きていくうえで基本的な栄養にこと欠くような献立てでは、300年、400年という長い時間、人々を、社会を支えることはできないはずで、まずもって「最適化」していると考えてよいと思うのです。

ただ、その生活習慣の中に「塩分が多めの文化」「油っこい食事の文化」といった特徴もあって、そこから地域特有の生活習慣病が生まれやすくなっていたりもする、現代の進んだ知見があるのだから、そういうことにも注意して、世界を広く見渡すと、意外なほど優れた特徴を持つ日本食の美点が改めて浮き彫りにされて、日本人としてはちょっと嬉しくなります。

アミノ酸スコア100点の「ワカメ」
さらに驚いたのは「ワカメ」です。前回記した、能登のワカメがあまりにおいしくて、しかもそれだけで満腹感を覚えてしまったというのは、実はワカメの「アミノ酸スコア」が100点で、ローカロリーなのに非常にバランス良く必須アミノ酸を含んでいるというのです。 正直言って少し前まで、ワカメとか昆布というのはほとんど栄養などなく、風味で入っている程度の認識しかなかったのですが、必須アミノ酸はもとより、βカロチンとか良質の繊維とか、生き物を支えるうえで大切なものがしっかり整えられている。

 

 

posted by タマラオ at 06:53 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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