2015年01月11日

人間は150歳まで生きられる」 No2

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最高齢エベレスト登頂者が挑む“攻めの健康”
http://business.nikkeibp.co.jp/article/interview/20150105/275812/?P=1

応援してくれたのは経営者だけではありません。エベレストをスキー滑降した時には、石原慎太郎さんに頼んで、石原プロを総動員して映像を撮ってもらいました。ちょうど、石原裕次郎さんが「黒部の太陽」や「富士山頂」を撮っていた頃です。このフィルムが英語版になって、1976年のパリの映画祭で長編記録映画のアカデミー賞をもらったんです。今でも僕の挑戦を応援してくれる企業は多いですね。一番の理解者であり応援者なのは、やはりサントリーの佐治さんの息子さん、信忠さんです。

ほかにも、東芝さんやトヨタグループの皆さんだとか、世界を舞台に活躍する日本企業の幹部の人たちは、みなさん応援してくれています。個人的にサポートしてくれる方も大勢いらっしゃる。非常にありがたい話ですし、挑戦者を応援する文化は日本に根付いていますね。

「え、氷河がまたこんなに溶けたの」
1969年から今までエベレストを行ったり来たりしていて、今、とても気になっているのがエネルギー問題です。中でも地球の温暖化には特に胸を痛めています。地球の温暖化が進み、海面の上昇が進行すれば、日本の土地がおよそ半分なくなるだろうというくらい、非常に危機的な状況を迎えているんです。モルディブだとかが、どんどん海底に沈んでしまう。今から防止しても間に合わないかもしれないけれども、これを止めなきゃいけないし、そのためにはクリーンエネルギーを進めていかないといけない。

僕はもう50年近くエベレストを見ていますが、登頂するたびに、温暖化の脅威を感じるんです。恐ろしいくらい氷河が後退していて。ヒマラヤの周辺には、インドも中国もあるでしょう。これらの国々はヒマラヤの水で生活をしているわけです。それなのに、氷河の水がどんどん少なくなっているんですね。僕はちょうど5年おきぐらいにエベレストに行っていますから、登るたびに「え、またこんなに溶けたの」と感じるんです。この氷河の崩壊が、いずれアジアやインド大陸の水資源の枯渇につながっていくかもしれない。

加えてアジアのいろいろな国が、ものすごい排気ガスをクルマや工場からばらまいています。ネパールでは、病院を訪れる患者の8割が呼吸器系の疾病だと聞きました。それでも病院に入れる人はいいんですけど、入れない人もたくさんいる。化石燃料に変わる新しい資源を生み出し、こうした問題を解決しないといけないんです。

「攻め」の健康があってもいい
環境問題のほかに、課題だと思っているのが、急速な高齢化社会です。日本はせっかく世界で一番の最先端高齢化社会になっているんだから、この高齢者たちにこれから、どうやって元気で活力を持って生きてもらうか。高齢者が増えても、寝たきりだったり、介護が必要だったり、あるいは栄養補給や酸素補給に頼ったりして生きている状態なら、単に寿命が延びただけでしょう。そうじゃなくて、もう一段アクティブな「健康寿命」が大事なんじゃないかな。

守りの健康がある一方で、攻めの健康があってもいい。守るだけじゃ、どんどん年を取って年齢に負けていきますから。年を取っても富士山に登ってみようだとか、マラソンを始めてみようだとか、何かアクティブに運動する、行動する。その点、僕の挑戦は同世代には分かりやすいと思います。僕自身も病気をしたり、けがをしたりして、それを抱えて動いているから。だけどみなさん、病気をしたり、けがをしたりすると諦めちゃうんですよね。「ああ、もう年だし、無理だ」って。けれど、高齢者だってまだまだ挑戦できるんです。

エベレストの山頂にたどり着くと、実年齢が20歳の登山家が、90歳くらいになったように感じると言われているんです。酸素は地上の3分の1くらいしかありませんから、どうしてもパフォーマンスが出ないんですね。20歳の若者が70歳加齢されるんだから、僕が80歳でエベレストに登ると、体感年齢は150歳くらいということでしょう。実際には20歳の登山家よりもっと歳を取っていますから、本当は200歳くらいなのかもしれない(笑)。 ということは、逆に言うと、人間は150歳くらいまで生きられるのかなと思うんです。

 

 

posted by タマラオ at 06:47 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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