2015年01月10日

人間は150歳まで生きられる」 No1

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最高齢エベレスト登頂者が挑む“攻めの健康”
http://business.nikkeibp.co.jp/article/interview/20150105/275812/?P=1

戦後70年――。今年、私たち日本人は、また1つの節目を迎えます。 日経ビジネスオンラインでは、特別企画として戦後のリーダーたちが未来に託す「遺言」を連載していきます。焼け野原から輝ける時代を築いた当事者たちの言葉には、若い世代が持ち得ない強靭な視座があります。 第2回は、登山家の三浦雄一郎氏の「遺言」。80歳でエベレスト登頂に成功し、世界最高齢登頂者となった三浦氏は、次の目標を85歳でヒマラヤ8200m地点からのスキー滑降と掲げて挑戦を続けています。

攻め続ける登山家
三浦 雄一郎(みうら・ゆういちろう) プロスキーヤー、登山家。1970年、世界で初めてエベレストの8000m地点からスキーで滑降。第39代米大統領ジミー・カーター氏はこれに共感し、三浦氏のファンに。2003年に70歳、2008年に75歳、2013年に80歳でエベレストに登頂。自身の世界最高齢登頂者の記録を更新すべく、通販で買った片足1.4kgのトレーニングシューズで体を鍛える。1932年10月生まれ。(写真:千倉志野、以下同)

最近は、登山に挑戦したり、山岳部に属して山に挑んだりする絶対数が少なくなっています。確かに登山は、ある意味じゃあ非常に危険なきついスポーツですからね。そういう意味ではある種のチャレンジ精神が薄れている世代になりつつあるんじゃないかな。 ただ、そんな世の中でも山に挑む若い連中を見ていると、みんなテクニックや技術は素晴らしいよね。トップクラスの登山家は、今も昔と全然変わらないどころか、もっとすごい。

例えば、2013年に僕と一緒にエベレストに登った平出(和也)くんは、登山家の金メダルと言われるゴールデンピッケル賞をもらっていますし、冒険山岳カメラマンとしても一流。僕が必死にエベレストにしがみついているところを、自分の庭みたいに跳び回っている(笑)。そういう意味では、新しい世代が次々に生まれているんでしょうね。登山家だけじゃありません。国際的な評価を見ても、オリンピックのメダリストやノーベル賞の受賞者、国際的な学術関係のトップクラスの受賞者たちは、僕らの年代と比べてケタ違いに増えています。

僕らの時代はノーベル賞なんて、遠くて遠くて。日本人が一生取れるものじゃありませんでした。湯川秀樹さん以外、自分が生きているうちに取れる人はいないんじゃないかと思っていたら、みなさんどんどん受賞していますよね。もちろん、単にノーベル賞を取ればいいというものじゃないでしょう。けれど科学のほかに、スポーツでも世界のトップを争うようになってきている。うれしいですね。 僕のこれまでの挑戦を振り返っても、日本人というのは、戦後の日本の復活とともに成長してきたのではないかと思います。

「松下幸之助さんが興奮した」
僕が世界で初めて、エベレストのサウスコル8000m地点からスキー滑降したのは1970年のことです。当時の僕のやっていたことというのは少し変な表現だけれど、時代のニーズといいますかね、そういうものがあったように思います。ちょうど日本が世界にチャレンジして、どんどんトップに迫りつつあった時代でしたから。その頃、スポンサー探しでソニーの盛田(昭夫)さんや松下幸之助さん、本田宗一郎さん、サントリーの佐治(敬三)さんに会いました。みなさん、当時ちょうど世界に挑戦しようとしていた第一線の経営者たちです。

お会いしてみると、みなさん、それぞれに素晴らしい独特の個性と非常に強い好奇心を持ち、チャレンジ精神も旺盛でした。例えば松下幸之助さんというのは、非常にまじめで実直な印象をお持ちの方が多いでしょう。だけど一緒に食事をして、僕が世界で初めてエベレストをスキーで滑るんだと言ったら、松下幸之助さんは興奮して「いや、これはすごいですよ」と応援してくれた。 僕はゼロからスタートして、まったく未知の世界に飛び込んでいった。

そういうフロンティア精神やチャレンジ精神に共鳴してくださったのでしょう。本田さんにお会いしても、盛田さんにお会いしても、みなさん一緒でした。佐治さんなんかはそれこそ、「おもろい、やってみなはれ」という感じで(笑)、一も二もなく応援してくれました。全身全霊の挑戦なしには成し遂げられない命がけの目標。こういうものが、世界に挑戦して成功した起業家の人たちと同じだったのでしょう。人間、切羽詰まったり、命懸けになったりすると、いろいろな知恵が生まれますよね。それが製品にどんどん反映されて、日本企業は世界をリードできた。

 

 

posted by タマラオ at 05:19 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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