2014年08月29日

シュリンク業界の実態 No4

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自分の仕事が職場や会社を変えていくことを、体で感じ取っているように見える。これは大手では味わえないこと」 社長からは、若手に営業の仕事を教えることを頼まれたという。杉浦さんは「今度の部下は、意識が高い。教え甲斐があるよ」と話す。
「コンビを組む営業マン(20代男性)には、海外市場に目を向けることを意識して話している。この業界は、確実にシュリンクしているから……。日本しか見ていないようでは、ダメよ」7月末の時点で、契約高は対前年比(契約社員として勤務時)で135%伸びているという。

それでも、杉浦さんは納得しない。 「社長の恩義には応えたい。少なくとも200%は狙いたいね。大手では1%伸ばすことも苦労したけど、ここは十分に伸びる。レンズ部門のメンバー全員の力でどんどんと稼ぎたい」全国の店に自社レンズを販売してもらうことを勧めるのが仕事の1つだが、大手の頃とはアプローチを変えたという。大手のときはノルマが厳しく、店主には少々無理を言って販売してもらっていた。

「今は、公平な姿勢で接するようにしている。ウチで扱う商品を販売することに迷いがあるならば、そこでしつこくお願いをしない。むしろ、引くようにしている。お客さんの側に立って考えるようになった。大手では、なかったね……」

なぜ人事部に狙われてしまったのか?「リストラ・ルーム」行きの伏線とは
最後に、大手在籍時のリストラについて詳細を聞いてみた。シュリンクする業界で働くビジネスマンは、リストラの憂き目に遭う確率が高くなる。私は「なぜ、狙われたと思うか」と再度、尋ねた。私の持論であるが、日本企業がリストラを行なう際、成績(人事考課)だけでターゲットを決めることは不可能に近く、そこには“何か”別の意思が働くことが多い。杉浦さんは、「まぁ、伏線をたどると色々なものはあるね」と答える。

「入社後、20〜30代前半の8年間はフレームの販売を、その後レンズを扱う部署に移動し、そこで4年間ほど在籍。この12年間で営業成績はいい時期もあれば、悪いときもあった。同世代の中では、早いうちに管理職にはなった」私が「上司との関係は良好だったのか」と聞くと、「微妙なものがあった時期はある」と答えた。 「30代半ば頃に、会社で組織の若返りが図られ
た。それで40代の頃に、年下の上司に付くことがあった。

そのときに感情的なしこりがあったりして“使いにくい部下”という印象を与えたのかもしれない」 杉浦さんは、大手の頃の営業部の組織図をノートに書き出した。それを見ると、会社は事業部制を敷いていて、部長の下に数人の課長がいた。杉浦さんも課長級だったが、部長の直系のラインにはいなかった。また、直接の部下もいない。2010年夏、「リストラ・ルーム」に配属された後、人事部から指示を受けた。

「社内で受け入れてくれる事業部を探すか、社外で雇ってくれる会社を新たに見つけるように……」

 

 

posted by タマラオ at 05:31 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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