2014年07月24日

グローバル市場で負けないものづくり No2

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皆さま大変ご無沙汰いたしました。今回の台風で7月15日より本日7月23日まで久しぶりの原始生活を送りました。今回は電気・電話が無い約1週間でしたが、我が家の発電機は近所を巡回しほぼ携帯電話の充電に活躍しておりました。

さて前回からの続きを再開いたします。

日本の自動車メーカーがもともと強かった分野だが、北米で売れる新車開発にリソースが集中的に投入されてきたため、単一車種しかつくれない製造ラインも生まれた。 こうした現状についてトヨタの豊田章男社長は「トヨタはいつの間にか車ではなく『お金』をつくる会社になった」と反省の弁を述べたことがある。「『お金』をつくる」とは、金儲け優先主義になって、多様な価値観のお客に顔を向けた商品をつくっていないという意味である。

前述したように新興国市場の台頭により多様な消費者の価値観に対応しなければグローバルにシェアは取れない時代になった。トヨタはやっとこれに気づき、これまでの車つくりの基本戦略を開発の生産の両面から大幅に見直し始めた。急激に進んだ円高もそれを加速させた。製品の多様化とコスト削減という矛盾することを同時に展開しなければトヨタといえども、生き残ることができない時代に突入したのである。

「いい車づくり」を目指すトヨタの構造改革
前置きが長くなったが、これから紹介するのは、「価値品質」を追求するためのトヨタの生産、開発における「構造改革」である。トヨタ社内では総称して「もっといい車づくり」と呼ばれ、09年に就任した豊田章男社長が掲げる「良品廉価」とい
う発想が根底にある。トヨタは4月9日と24日の両日、2回に分けて豊田市の本社地区で現場を見せながら、その取り組みを一部の報道陣に公開した。筆者もそれに参加した。 まず、生産現場での改革の方向性として3つのキーワードが掲
げられた。
(1)売れるスピードでつくる
(2)1個ずつつくる
(3)小規模につくる――である。これをよく見れば、トヨタ生産方式(TPS)の原点に戻ったことが分かる。

「売れるスピードでつくる」とは、まさに「必要なものを必要な時に必要な量だけ」というTPSの真髄を象徴している。「1個ずつつくる」もTPSで「1個流し」という概念があるように多品種少量生産の基本形である。「小規模でつくる」についても、
車の販売は水商売であり需要変動が大きいため、トヨタは過剰設備に陥らないように工場建設には慎重な風土があった。トヨタは工場を「小さく産んで大きく育てる」ことを得意としてきた。

しかし、トヨタにとって90年代後半からリーマンショックまでの約10年間は「バブル期」であり、身の丈を超えた急拡大が続いた。その象徴が米国テキサス州に巨額投資で新設したフルサイズピックアップトラック「タンドラ」の専用工場であった。そもそも「専用」という概念自体が、多品種少量生産を旨とするTPSの哲学に反していた。リーマンショック直後、このテキサス工場は閑古鳥が鳴いていた。 バブルで小回りの利かないトヨタは、いつの間にか「GM化」してしまった。

こうした反省を踏まえての生産改革であると筆者は受け止めている。 元町工場(豊田市)内にある生産技術開発棟で、新美篤志副社長(生産担当)らの実験ラインなどを見せながらの説明でも「シンプル・スリム」「変種変量」といったキー
ワードが強調された。

 

 

posted by タマラオ at 05:18 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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