2015年04月20日

なぜユニクロは批判されても売れ続けるのか    No1

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アパレル業界を知り尽くした男が見た真実
http://toyokeizai.net/articles/-/58016

「着ぶくれ」時代よりも暖かい
そう、ほんの数年前、電車の中はモコモコの着ぶくれラッシュ。大汗かいて、ドアから外に出されるたびにサウナにいるような錯覚を味わっていませんでしたか。それが今ではなぜなのか、皆さん薄着。でも着ぶくれ時代よりも健康的に暖かい。そのカラクリは「ユニクロ」をきっかけにしたファッションアパレル業界の製品開発努力に他なりません。今年の正月の初詣。老若男女を問わず、あの一目で分かりやすい「ウルトラライトダウンジャケット」をあちこちで着ているシーンを見かけました。

あなたのワイシャツのインナーウェアは、ユニクロの「ヒートテック」ではありませんか?今季は従来のヒートテックの1.5倍暖かい「極暖ヒートテック」も発売になりました。ここまで読んでいただくと、筆者がユニクロあるいは同社を運営するファーストリテイリングの関係者のように思われるかもしれませんが、関係者どころか特別な利害関係も何も存在しない一消費者でしかありません。それどころか、昨年サラリーマンを卒業するまでは、ある部分ではファーストリテイリンググループ企業とお客様を奪い合う婦人服専門チェーン店(約400店舗展開)で32年間もファッション産業に関わってきました。それゆえ常にユニクロの動向は注視してきました。

1984年、広島市内にユニクロ1号店がオープン。それからわずか30年あまり。2014年末時点でみると、ユニクロブランドだけで国内852店、海外695店と合計で1547店までネットワークを広げました。ユニクロ以外でもグループ企業の店舗は1319店あり、グループ全社合計だと2866店にも及びます。

単純に計算すると1年当たり100店弱が新設されたことになります。4日に1店のペースになります。長年にわたりファッショアパレル業界にいた筆者の経験値では不可能に近いことを実行し続けています。

ひところは、ユニクロを着ている人があまりに多く、街中のあちこちでユニクロを着ていることがばれてしまって恥ずかしかったり、同じユニクロを着てかぶってしまったりすることを、ファッションジャーナリストから「ユニばれ」とか「ユニかぶり」など、と揶揄されたり、最近では経済評論家の先生方から「ブラック企業」扱いされたりと、表立って批判されることは多くても称賛されることが少なかったような感があります。

そんなユニクロがなぜ売れ続けるのか。この業界に長く携わり、関係者との情報交換も踏まえ365日来る日も来る日もお客様とファッションと商売を肌で感じてきた筆者の実感から、3つのポイントをお伝えします。

@消費者は正直
消費者の評価は正直です。どこで誰がなにを評論しようとも、自分が良いと思ったものにしかお金は払いません。それはここ日本の消費者に限らず世界中の消費者に共通した思いのはずです。むしろ海外の消費者のほうがさらに厳しい選択眼を持っているかもしれません。その答えが売り上げ実績に出ています。2014年8月期実績をみるとグループ全体で1兆3829億円。ユニクロは国内が7156億円、海外4136億円。国内アパレル1位、世界5位です。

これを達成するための努力は並大抵ではありません。たゆまない生地開発、商品生産とデリバリー、本社スタッフから店頭の販売スタッフにいたるまでの人事配置、そして店舗オープンと。柳井会長兼社長の自ら行なう頻繁な店舗リサーチ。その結果を中心に店頭第一主義に基づいた会議。地方の一商店からスタートした柳井氏の常に消費者目線に立った結論と実行。それを具体化したからこその消費者の答えがここにあります。有力な幹部人材が外部から次々加入

 

 

posted by タマラオ at 07:39 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記