2015年03月22日

日本の高齢者の“七不思議” 中国人の目に映った日本の老人たちの「なぜ」 ダイアモンド     No1

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http://diamond.jp/articles/-/17526

急速に高齢化が進む中国 “先進国”日本に注目
急速に進む高齢化社会は中国においても同じだ。中国では現在、60歳以上の高齢者(高齢者については日本は一般に65歳以上、中国では60歳以上と定義する)が1.7億人と、全人口の13%を占める。年間600万人の高齢者が増えていく高齢化のスピードは、むしろ日本よりも速い。 現代中国の高齢化社会を、俗に「421社会」という。「1人の子どもと2人の夫婦、4人の老人」というのが典型的な家庭構造だ。

夫婦は共働きで子どもは一人っ子、そんな家庭には老人の面倒をみる者がいない、ということを意味する。日本のようなサービス重視の介護施設の普及はまだまだ先のこと、ましてや介護保険の制度もない中国で、「自分が年をとったらどうなるのか」に漠とした不安を抱く中国人は少なくない。 そんな中国で、高齢化社会に向けて民間企業がサービスに乗りだそうとしている。 

昨今は投資家や経営者らが介護先進国である日本に学ぼうと、日本の介護施設に目を向けている。日本の大学で社会福祉学を専攻する中国人学生も増えている。日本の高齢者事情に関心を抱く中国人、彼らの目に日本の高齢者の有り様はどのように映っているのだろう。 高齢者事情のその違いは、中国人と日本人の性格の違いもあるし、生活文化や社会環境の違いにもよるものだが、日本の高齢者事情を視察した複数の中国人からのコメントは、非常に示唆に富むものでもある。ここ半年で出会った中国人の、専門家を含めたコメントをまとめてみた。

日本が「静」なら中国は「動」 日中高齢者事情の違い 「みんな座ったきりだね」――

日本の高齢者介護施設を訪問中の、中国人見学者A氏から、こんな感想が漏れた。「日本の高齢者は座ったきりで、あまり動き回らないようだ」という印象を強めたようだ。 介護度の差にもよるだろうが、確かに、一見元気そうな高齢者でも、テレビの前に座ったままの人が少なくない。 同時に見学者のB氏も「日本の老人はあまりしゃべらないようだ」ということに気づく。 お互いに会話を楽しむ、といった光景があまり見られないのはなぜだろう。

施設などで円座を組んで座っていても、そこからは高齢者同士の横のつながり、コミュニケーションが見えてこない。 一方、中国では、数人寄れば「おしゃべり」に花が咲く。上海では高齢者が3、4人でひなたぼっこをし、おしゃべりをする風景をよく見るが、年齢を経てもコミュニケーションを楽しむ能力は衰えていないように見受けられる。 日本の大学院で社会福祉学を専攻する中国人留学生のCさんは、その違いを次のように指摘する。

「日本の人間関係は、互いに干渉しない、というのが根底にある。そのためか、中国人に比べてコミュニケーションの密度は高くないように感じる。中国人は誰とでも気軽に会話を交わす」 また、「高齢者向けの活動プログラムに社交ダンスはないのか」という素朴な疑問も上がった。こうした質問が出るのは、中国では社交ダンスが中高年層の楽しみとして、地域の娯楽になっているという背景がある。夜ともなると、地域の広場には「踊る中高年」が、どこからともなく沸いて出てくる。

 

 

posted by タマラオ at 06:19 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記