2015年02月12日

医療観光  No2

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今後、成果を生かし、改善に役立てる方針だ。観光庁は6月、上海で開かれる旅行博覧会(ALTM)で、医療観光のブースを設ける予定だ。関係者たちは10年を「医療観光元年」と位置付ける。ただ、地方を中心に医師不足による「医療崩壊」が指摘されている中、海外の富裕層患者を優先することで、国内医療にしわ寄せが行くことを心配する声もある。  「医療観光」に関する著書
がある医師の真野俊樹・多摩大学教授は「現状では外国人患者が治療を求めて大挙押しかけるとは考えにくい」としながらも、「民間病院を中心にどこが担っていくかの選別と整理はきちんとすべきだ」と指摘する。(高野真吾)
   
〈医療観光(メディカルツーリズム)〉 治療目的で外国に行き、滞在先で観光もする。医療といっても、がんや心臓手術などの高度医療から美容整形、健康診断まで幅広い。外国人患者の受け入れ数が世界で最も多いのはタイで、年間約140万人(2008年)。医療観光による年間収入は約1920億円に上る。政府の後押しと治療費の安さが理由だ。米民間会社の推計では、10年の医療観光の世界市場は1千億ドル(約9兆3千億円)規模とされる。

日本の「医療観光」推進 まずは中国で「院内病院」開設
福岡県北九州市の病院と中国の病院はこのほど、日本の医療機関で治療を受ける外国人患者を増やす目的で、中国の病院内で日本人医師が中心となって治療にあたる「院内病院」を共同で開設することとなった。より多くの中国人患者に日本の医療レベルの高さを知ってもらうことが狙いという。日本新華僑報網が伝えた。今回の「院内病院」開設協力プロジェクトは、狭心症治療のための心臓カテーテル手術で名高い北九州市小倉記念病院と中国遼寧省の鞍山市中心医院によって進められる。

双方の協力協議合意によると、小倉記念病院は2012年から、高度な医療技術を持つ医師を交代で鞍山市中心医院内の「院内病院」に派遣、中国で中国人患者の治療にあたらせる。また、この「院内病院」の存在を通じ、中国人患者に日本の医療水準の高さを理解してもらい、日本を訪れ治療を受ける中国人患者を増やすことを意図している。小倉記念病院は、日本のその他の病院にも同プロジェクトへの参加を呼びかける方針という。小倉記念病院は「日本の医療水準の高さは、世界の人々にあまり知られていない。

中国の病院との提携を通じて、外国の患者さんに日本の医療技術のことをもっと良く知ってもらい、日本で高水準の治療を受けるという選択肢を持ってほしい」と話している。小倉記念病院が中国の病院と提携し、日本を訪れて治療を受ける中国人患者を誘致することを手始めに、日本で治療を受ける外国人患者を徐々に増やし、「医療観光」事業を発展させる方針について、日本観光庁医療観光推進室は「医療観光の分野では、日本はタイやシンガポールに遅れをとっている。今回の取り組みが成功すれば、日本にとって新しい可能性が開けるのではないか」と期待を寄せている。(編集KM)

 

 

posted by タマラオ at 05:55 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記