2014年11月25日

健康寿命 No1

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http://diamond.jp/articles/-/59827

日本人の平均的な「不健康な期間」 男性9.13年、女性12.68年
最近「健康寿命」という言葉を、よく耳にするようになりました。よく知られている「平均寿命」とは、どう違うのでしょうか。平均寿命はその時の0歳の人が、その後どれくらい生きるのかを示しています。これに対して健康寿命は、2000年にWHO(世界保健機構)が提唱した概念です。厚生労働省の定義によれば、「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」のことを言います。要は、日常的に介護などのお世話にならず、自立した健康な生活ができる期間のことです。

ということで、当たり前のことながら、平均寿命と健康寿命には差があります。厚労省の調査によれば、我が国の場合、男性の平均寿命が79.55歳、健康寿命が70.42歳、女性が86.30歳と73.62歳となっています。平均寿命と健康寿命の差が、日常生活に制限のある「不健康な期間」で、男性は9.13年、女性は12.68年となっています。みなさんの実感と比べてどうでしょうか。案外、長いと思いませんか。この両者の差を縮めることは、国の目標にもなっています。

「幸せな老後」と「持続可能な社会」のため健康寿命を延ばすことが必須
では、なぜ健康寿命を延ばし、平均寿命との差を縮めることが重要なのでしょうか。もちろん第一は、個人が幸せに老後の生活を送るためです。多くの人は自らの最後の姿として、「ピンピンころり」を望みますが、そのような最期を迎える人は多くありません。ですから、いくら平均寿命が延びても、不健康な期間が延びるだけでは、本人はもとよりお世話をする家族の心身両面の負担が重くなってしまいます。

ましてや少子化と相まって、家族の形がすっかり変わったいま、家族の負担はますます大きなものとなっています。加えて、社会全体で考えても、急速な高齢化が進む日本にあっては、不健康な期間が延びると、介護費用、医療費用が膨大なものになってしまいます。ご承知のように、現在、年金、介護、医療などの社会保障は現役世代(20歳〜64歳)2.4人で一人の老齢者(65歳以上)を支える「騎馬戦型」となっています。

これが2050年に、現役世代1.2人で1人を支える「肩車型」になると予想されているのです。ごく大雑把にいって、現役世代の5割を保証しようとすると、現役世代はお給料の半分50%を社会保障に回さないといけなくなります。このような社会は持続可能とは思えません。だからこそ一人一人が自立した幸せな老後を送るためにも、日本の社会を維持していくためにも、健康寿命を延ばして平均寿命との差を縮めることはとても重要なことなのです。

厚労省が対策に重点的に取り組むべきとして指定している疾患は、「ガン」「脳卒中」「急性心筋梗塞」「糖尿病」「精神疾患」の5種類で、5大疾病と呼ばれます。健康寿命を延ばすには、治療も大事ですが、食生活やエクササイズなど、若いころからの生活習慣の改善がとても大切です。厚労省の調査によれば、日本人の平均寿命と健康寿命は、男性の場合で79.55歳と70.42歳、女性の場合で86.30歳と73.62歳だという。

つまり、男性は一生のあいだに健康で暮らせない期間が9.13年、女性は12.68年もあるということだ。普通に考えれば、長生きは誰でもしたいもの。しかし、いくら長生きできても、晩年を寝たきりや大病を患った状態で過ごすことになったら、仕事や趣味、家族や友人との思い出づくりなどを十分に謳歌することはできない。メディアでは何かと「平均寿命」「長寿」が話題になるが、実は健康寿命こそ我々が最も重視しなければいけないものなのである。

 

 

posted by タマラオ at 05:25 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記