2014年06月24日

家事は「慣れるより頼め」が今流 No3

052.JPG
市場規模は5000億規模に
家事代行サービスは、現在の市場環境を受け、年々増えている。野村総合研究所の調査によれば、2011年に290億円だった家事代行サービスは1720億円に、ハウスクリーニングは560億円から3360億円とそれぞれ約6倍に拡大すると推計している  家事代行
サービスを提供する会社も、高価格帯でフルサービスを行うものから、低価格帯でスポットの細かいサービスを短時間でやるものまで多種多様。

例えば、ベアーズの「楽らくうちごはん」は1回あたり1万6000円程度かかるが、一人暮らし向けの掃除サービス「ベアーズONE」(5239円/90分)といった低価格サービスも提供する。  2008年から家事サービスを提供する
イオングループのカジタク(東京都中央区)も、定期的な掃除サービスの需要が昨対比で3倍の伸びがあるという。「最近の傾向としては、独身女性の利用増加が顕著」(カジタク)なのも特徴だ。

ほかにも、パソナグループは2013年2月に家事代行サービスを主軸としたパソナライフケアを設立。2011年8月から提供する「家ごとコンシェルジュ」というサービスは、個々人のニーズに合わせてサービスをカスタマイズできる。現在は、1日3時間程度、週1で1万円/回程度の利用が多く、特に「3年前までは1割未満だった共働き世代が3割にまで急伸している」(パソナグループ広報)のが特徴だ。2014年3月期の契約者数は昨年度比全体で約150%、共働き層は約200%と伸びているという。

パソナライフケアが提供する「家ごとコンシェルジュ」は好きなサービスを組み合わせたカスタマイズのプランを提供する
一方、サービスの種類や価格が幅広く用意され始めたものの、「料金の高さから利用できない層は少なくない」(野村総合研究所 公共経営コンサルティング部の武田佳奈主任コンサルタン
ト)。同社が2010年に行ったアンケートによれば、家事と子育ての両立ができずに離職した女性は3人に1人以上。家事サービスを利用することで就業を継続ないし復職できたとすると20〜39歳の年齢階級だけで約132万人の労働力確保につながったと算出する。

東京都世田谷区や神奈川県横浜市のように補助制度を設け、利用のハードルを下げている自治体はあるが、まだそうした施策を採る自治体は少ない。  安全面についても課題が残る。2014年3月にはベ
ビーシッターに預けた男の子が死亡するという痛ましい事件が起きたことは、家事を外注することへのリスクを浮き彫りにした。サービス内容や価格以前に、自宅の「敷居をまたがせる」ことのリスクとそれに対するセーフティネットが今後さらに重要になってくることは言うまでもないだろう。

 

 

posted by タマラオ at 05:25 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記