2014年02月11日

こんな人生の歩き方  No6

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個人的には、マイノリティーである事は最大の強みだと思っています。男性の多い職場で女性だった事を特権と感じていました。米国三菱商事に駐在していた時、60数人いる駐在員の中で、女性は私一人でした。声を上げれば、誰よりも目立つ事ができたし、全く異なる視点を提供することができました。逆に、コーチのニューヨーク本社では職員のほとんどが女性(とゲイの男性)でした。それでも、幹部はほぼ全員男性。サンドバーグ氏がおっしゃる通り、米国でも女性に壁があるのですね。

技術系ベンチャー企業の世界もほとんどが男性です。起業家も男性が多い。そして何よりも、投資コミュニティーにおける女性の少なさが目立ちます。ベンチャーキャピタリストは男性が占める業界なので、女性起業家として女性向けのサービスを売り込む場合は、エンドユーザーではない男性投資家に理解してもらえる提案をいかにするかが重要だったりします。そんな中、ニューヨークの特徴の一つは、他の都市と比べて圧倒的に女性起業家が多い事です。

ファッション、美容、メディア、PRなど女性スタッフが多い業界、ならびに女性向けサービスを提供している会社がこの街を拠点にしているからです。また、ニューヨークはパワフルな女性を惹き付ける街なので、女性が互いに団結する力が非常に強い。さらに、女性起業家を支援する素晴らしいサポート体制が整っていると思います。

田村:アメリカの映画やドラマを見ていると、キャリアからファミリーまで、女性がすべてを手に入れるのはまだまだ難しい感じがします。日本ではさらに難しい。「大手商社からハーバードMBAコースに進み、ニューヨーク起業」とすべてを手に入れようとする矢野さんの、人生における今の優先順位はどうですか?キャリア、恋愛、家族のバランスや優先順位に悩む日本の若者と、考えや体験をシェアしてもらえませんか?

矢野:全てを手にいれようと思って計画的に生きるタイプではないですが、周囲の人には貪欲だと思われるみたいです。自分としては、目の前に現れたチャンスは絶対につかもうと思って、単純に生きてきただけです。そのチャンスが訪れる時に備えて、日々、コツコツと頑張っています。なので、そのチャンスが恋愛だろうが、キャリアだろうが、目の前に現れたら逃しません(笑)。また、どちらかを優先したから片方を諦める、といったことは私の性格上できません。

自分のやりたい事に没頭している時こそ、人との出会いや恋愛も楽しめると思うからです。なので、今、自分のビジネス立ち上げにほとんどの時間を費やしていますが、恋愛も楽しんでいます。キャリアとファミリーの両立に関しては、まだ独身なのでよく分かりません。でも、難しくても工夫次第でなんとかなるのではと思います。自分とパートナーのキャリアの状況や子育てのタイミングに併せて、時には家族を優先し、時にはキャリアを優先する事になるのでは、と思います。

田村:中長期の目標と人生のゴールのようなものを、教えていただけますか?

矢野:既に申し上げましたが、中期的な目標は米国での起業を通じて、海外での事業経験を身につけ、世界で役に立つサービスを創ることです。長期的には日本と世界の架け橋になり、自らの経験を通じて次の世代にギブバックできるような活動に取り組みたいです。人生のゴールは、ハッピーで健康でい続けることです。ハッピーでいるために、一番大切な人たちと時間を共にし、やり甲斐のある仕事に没頭し、世界中を旅し、人について学び続けていこうと思います。

健康でいるために、大好きなアルゼンチンタンゴを続け、ランニングとヨガで心身の力をつけていこうと思います。

 

 

posted by タマラオ at 05:29 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記